第1回 中央委員会

4月21日(土)厚生会総代会・全教共済職場代表者会議

第一回中央委員会を開催しました。

「教職員組合は、労働条件・勤務条件の向上だけでなく、教育条件も充実をめざして活動してきた。その中で、教師が安心して教育活動に専念するために、そしてお互いの支えあい、助け合いのために先輩たちがグループ保険・共済をたちあげた。充実した保障だけでなく、運用益が生じたら加入者に還元して喜ばれ、未組合員にも広がっている。5回まで無料のメンタルヘルス相談サービスも開始した。ストレスの多い仕事だ、ぜひ電話で相談を。加入促進事業としての行事を企画すると1万円程度の補助も出している。ぜひ申請を。」2012_0421厚生会総代会 平島

「全教共済も自動車保険も含めて前年比で加入者が50人以上増加した。組合がやっている共済・保険だと知りながら加入している。高教組が職場で深く根を張っている、信頼されていることが確信できることだ。」

執行委員長あいさつ2012_0421中央委員会 木藤

「7.3%の給与削減など公務員攻撃がはげしい。70%の給与補償による定年延長も、民間では50%程度だから、再任用拡充で乗り切るなら改悪だ。

校名公表問題は教育への政治介入の動きの一環だ。教育の根幹にかかわる問題としてとらえて取り組み、大きな役割を果たした。監査委員に申し入れ会談をもったが、苦し紛れの回答に思えた。非公表もありうると回答を得た。当該校の校長とも会談した。教育長交渉でも感謝され、歴史に残る交渉だった。

高教組しんぶんの視座でも「教育委員会の元先生、がんばれ」とエールを送った。教育委員会と一緒に取り組む必要がある。

「静岡型部活動推進のため」として現在の部活動の問題点を洗い出させた。長時間時間外勤務、休日勤務の振り替えの困難、生徒と向き合う時間不足などを認識させ、管理職が配慮する必要を回答させた。県に対して配慮の内容の具体化を迫る必要がある。

組織拡大について、全国では3259人の拡大が実現した。2010年度から青年、新採用教師の拡大が進んでいる。おおいに対話をすすめたい。

新入生を迎え学校が、教育活動が生き生きしている。この4月の思いを大切にして、職場の願いをくみ上げ行政に要求したい。活発な議論を期待する。執行部も全力を挙げて取り組む。」

討議2012_0421中央委員会 原発ゼロ

「昨日の給料日で定通手当てがカットされていてショックだった。県教委は不祥事対策から『使命感』を強調しているが、給料減らして、多忙化も解消せずに使命感? ふざけるな!と言いたい。居酒屋チェーンで、低賃金で威勢のあいさつや接待をやりがいと称して強要し「やりがいの搾取」と言われているが、教員にも同じような搾取が始まった。」

「教職員人事評価についてもアンケートで評価者を信用できないと言う回答が多い。県教委も賃金リンクについては『研究中』だという。この反教育的な制度は永遠に『研究中』でよい。」

「校名公表問題で監査委員に申し入れをした。話し合いでは、学校が真摯なとりくみしていなかったが対策を取るようになったなどとあとづけ的な弁明だと感じた。監査委員も実は進路について心配していたが影響がなくてよかったなどという。きちんと確かめたのか疑問だ。こういう試練を乗り越えて…などと言う。現場は怒るよ。監査委員の考えている対策とは、生徒に盗むな、泥棒するなと言えということか。現場の教師にはそんなこと生徒に言えるはずがない。非行や問題行動は指導のチャンス。事前に生徒に疑惑をかけてけん制することは指導とは言わない。貧しい教育観だ。現場は笑っていますよと言ってあげた。」

「6月30日に元大阪市の教育委員長の池田知隆さんを招いて橋下政権下での大阪の教育の状況を聞く。静岡の教育あり方検討委員会の委員や県教委にも働きかけて、聞きに来い、と要望したい。」

2012_0421中央委員会 斉藤「職員は200人以上で講師が多く、よく病気にならないなと思うような大変な職場。講師の待遇がよくなって、組合の存在ありがたいとおもわれつつあり、せめて一割は組合に入っていてほしいのに、6人。それでも5時過ぎに歌を歌おうと集まっている。地道なことを続け、勉強できるよと組合加入を勧めたい。

「組合員が減り、私が40歳50歳になったら職場はどうなるのだろうと心配になる。組合活動をしているとより忙しくなるが、意義を感じることが多い。青年部でも富士川バーベキューなど楽しい企画を用意しているので若い人を連れてきてほしい。話を聞いてもらえてよかった、という思いを広げたい。青年部につれてきて」2012_0412中央委員会 鈴木

 

「5,6年先の地区活動はどうなっているのか話題になる。わたしは20代で組合に加入したが、その頃は組合員の層が厚く、先輩たちからたくさん学ぶことができた。これから若い人がどうやって学び経験を積むのか心配になるし、危機感を感じる。若い人を取り込むためにも地区ごとに集まり、顔合わせて相談しないと。」

「評価制度アンケートはあまり宣伝しなかったが、すぐに反応してくれ、多くの回答が集まった。いままで違う雰囲気を感じる。やっている内容はぜんぜん違うのに自分の教科指導のコメントが去年と同じ言葉だったという相談を受けた。いい加減な評価をしている、県に言ってもらいたい、と。管理職の評価に対する不信は大きい。組合で管理職評価をしてほしいという声もある。」

2012_0421中央委員会 横村「自信を持ってがんばっているのに評価が低いという不満から管理職に不信感を持ち反発している人がいる。教師は、自己中でうぬぼれが強いくらいの方が自信を持って教えられるのではないか。評価制度は教師のやる気をなくす役目を果たしている。いわゆる不祥事を起こした人は評価の高い人が多いらしいが…。」

「評価制度アンケートに114人の職員のうち6割の69人が回答を寄せてくれた。職場の願いに取り組んでいるんだと実感した。アンケート運動の意味は大きい。中には管理職との面談の意義を認める回答もあったが、教師どうしが授業や子どものことについて語り合う場を求めているということだ。」

「事務室がたいへんなことになっている。臨時職員が増えているし、図書館司書に人がまわせなくなっている。仕事も多く、8時に帰るという。司書に人が回せないというので交渉してやっと確保した。」

「事務の手が回らず、校庭の大きな時計が止まったまま。恥ずかしいので結局時計に目隠して入学式を迎えた。壁も剥がれ落ちたままで点検できていない。事故がおきたらどうするのかと教務課長が怒ったが、手が回らないという。県教委は改善しようとしない。本気でつつかないと動かない。

公務員の数も人件費も日本はOECDの中で最下位だ。震災の復興のために予算が立てられたが仕事をする公務員がいないのでお金が使えないという。」2012_0421中央委員会 廣瀬

「講師に対する締め付けが強くなっている。講師は自己評価シートを出さなくてよいのに、教員採用試験を受ける人は、出してくださいという。講師はやめろということか、と悩んでいるひとがいる。組合には誘っているが…。ベテラン講師で専門性があり、分掌の仕事もその人なしにはすすまないのに来年の仕事はないと言われ、涙ながらに他の学校へ転出した人がいる。小学校の免許しかないから、という理由。現場で苦労しながら経験を積んで学んできたのだからそれでよいのに。」

「評価制度は人間の弱い面をあぶりだしてしまう、ろくでもない制度だ。静岡県では失効した人はいないが、免許制度についても情報交換する必要がある。申請すれば免除できる。 優秀教員も免除される。三分の一が免除されている。免許更新のための講習では放送大学がお勧めだ。講師の質はよいし、負担は軽い。ブログをつくったので「教員免許 放送大学 過去問」で検索を。」

「職場でうつ病になったひとがいる。長時間勤務で体も心も蝕まれていると校長が述べ、夜遅くまで働くのはありがたいことだがワークライフバランスを、先生が元気で始めて子どもたちも元気なんだよと言った。職員安全衛生委員会の意義は大きい。トイレはすべてシャワートイレ、駐車場に誘導灯と照明がついた。 アンケートをとり改善できているか検証し校長に示している。」

2012_0421中央委員会 がんばろう

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