教育文化

【追記・訂正】「部活動アンケート」最終集計結果

※2017/02/08 追記・訂正

静岡高教組では2016年10月〜11月、県内高校・特別支援学校を対象に「部活動アンケート」を実施しました。25の職場(定時制・特別支援も含む)から465人からの回答を得ました。ご協力、本当にありがとうございました。

「部活動アンケート」分析結果←PDFダウンロード可

【結果の概要・分析】

○「やりがい」と「負担感」

部活動に「やりがいを感じますか?」という質問には「かなり」28%・「少し」46%、合計で約7割が「やりがいを感じている」と回答しています。しかし、負担感について尋ねると「かなり」26%、「少し」44%とやはり7割が負担を「感じている」という回答でした。

○「どんな面で負担を感じるか」(複数回答)

最も多かったのは「プライベートへの影響が大きい」(45%)、次いで「手当が少ない」「代休/軽減が取れない」(共に31%)「専門外の活動である」(28%)、「授業準備など本務に影響が出ている」(24%)という結果になっており、私生活や授業を犠牲にしつつ、しかも専門外の指導に苦しむ現場教員の姿が浮かび上がってきます。

○改善の必要性

現在の部活動のあり方について「現状のままでよい」(17%)に対して「改善してほしい点がある」(81%)が圧倒的多数を占めています。

○具体的な改善の方策(複数回答)

最も多かったのは「特殊業務手当の増額」(43%)ですが、以下の「教員に顧問をする・しないの選択権を与える」(36%)、「外部指導者制度の充実」(34%)、「社会体育・社会文化活動へ移行する」(27%)「引率可能な『部活動指導員』の早期導入」(28%)、「代休・軽減制度の拡充」(26%)、「生徒に部活動をする・しないの選択権を与える」(23%)とまんべんなく回答が集まっています。

■自由記述より(抜粋)

○技術指導ができない教員が顧問につくことで生徒本来の力が引き出せないのは罪だと思う。きちんと指導される部活を見ると申し訳ない。

○ケガ等が出たときの対応や責任を考えると非常に怖いし、心配。やったことのない種目を担当していて、長時間活動に拘束されてしまい、非常に苦痛。

○部活動の指導にも教科と同様、すべての種目について免許を設け免許がないと指導できないようなシステムにすべき。逆に指導可能かどうかの確認も免許の提示でわかるようにするとよい。

○どんな部活でもいいから、若手教諭には必ず正顧問を経験させる。嫌がっても関係なし。嫌なことにも立ち向かえない者は教員としての資質を欠くと思うので(50代運動部)

○教員が一生懸命になっている姿を見て、保護者も理解を示してくれる。(中略)教科、分掌、部活、教員も「出来ない」ということから逃げず、生徒と共に汗したり、悩んだり、時にはアドバイスする等、生徒の視点で考えることも必要だと考える。それが出来るのが部活動であると考え、また部活動で関わる生徒は座っている授業だけではわからない、人との関わりがよく見えるので、重要な生徒指導の一つと考える。

○我々は各教科での採用という形で教員になっているのに、専門外の活動でストレスをため、時間を削り、家族に迷惑をかけるなど、まったくもって本末転倒、ムダの極みである。また「部活動で学ぶことが多い」と長時間労働を容認する教員文化も腐っていると感じる。一刻も早く是正し「普通」の労働者になることを希望する。

○放課後、部活動が優先されると本来行うべき活動(課外活動、委員会活動、生徒会活動、進路活動など)がおろそかになる。

○部活動も学校をよりよくするための一つの役だと思います。学校を良くする具体的なことについては議論が必要かと思いますが、生徒の将来のために機能させたいと思います。

○土日は親と家族と接する大切な時間。親が土日休みでない家への支援とセットで改善すべき。

【まとめ】

今回の結果からは部活動指導に対する「やりがい」が必ずしも負担感を減じるものではなく、またほとんどの教員が改善を望んでいるという現状がはっきりと見えます。しかし、長時間過密労働の原因としてだけではなく、教員にとっても生徒にとっても「本業」である授業や本来の学校教育活動を圧迫しているという「教育問題」としての認識は、やはり忘れるべきではないでしょう。

部活動の教育的意義は認めつつ、どうしたら「生徒の自主的活動」という部活動の原点にたちかえることができるのか。活動の加熱や勝利至上主義、事実上の「全員顧問制・全員入部制」という教員・生徒の選択権の問題など、課題は山積しています。

今回のアンケート実施は、国・文科省による「部活動指導員」導入の動きや現場教員による「部活問題対策プロジェクト」の活動などが大きな契機になりましたが、私たち静岡高教組では、こうした動きやを注視しながら、県教委への要請・懇談などを通じて今後も部活動問題解決に取り組んでいきたいと思います。ぜひ、皆さんからも引き続きご意見をお寄せください。

※「高教組新聞」第416号に中間集計結果が掲載されています。併せてご覧ください

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11/27 第9回静岡県教育のつどい

【テーマ】語り合おう!今、教育に求められるものー主権者として育ち合う学校と地域ー

今年は憲法学者で「報道ステーション」コメンテーターとしてもおなじみ、あの木村草太さんの講演、そして子育て・主権者教育・子どもの貧困と食・部活動・特別支援が必要な子どもたちの学び、など5つの「共育」分科会で「今、教育に求められるもの」を考えます。教職員の皆さんはもちろん、保護者・地域・高校生の皆さんも大歓迎です!

※詳細はこちら → 第9回静岡県教育のつどい_チラシ

日時:2016年11月27日(日)10:00ー16:30

会場:伊豆の国市総合文化センター(韮山時代劇場) ※伊豆箱根鉄道 韮山駅前すぐ

主催:静岡県教育のつどい実行委員会

後援:伊豆の国市/伊豆の国市・伊豆市・沼津市・函南町・三島市 各教育委員会

参加費:無料(静岡県教職員互助組合支部補助事業)

10:00-12:00 講演:木村草太 氏(憲法学者)

13:00ー15:50 「共育」分科会(5分科会)

16:00ー16:30 閉会集会

問い合わせ:実行委員会事務局(橋本)TEL 054-254-6900
現地実行委員会(西島)       TEL 0558-76-6090

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8/19−21 全国「教育のつどい」静岡で開催

「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい2016 」(教育研究全国集会 2016 in 静岡)今年は全国の教職員のべ5,000人が参加。

8/18はプレ企画として全教青年部主催の「教育のつどい前夜祭」。静岡高教組からもプレ発表がありました。8/19は全体会に先立ち、開会行事として、静岡の魅力を紹介する「しぞ〜かまんさい」やエバーグリーンなど各団体の取り組み紹介に続いて「ユズリン」ミニコンサートが、会場を盛り上げます。シンポジウム「憲法と教育を語る」で現在の情勢をふまえた教育のあり方を考えました。

その日の夕方からは8つのフォーラム、8/20・21は計29の分科会に分かれて研究と討議を深めました。運営にあたった現地実行委員会の皆さん、全国から参加の教職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました!またお会いしましょう(^_^)/~~

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教育全国署名 静岡県 スタート集会

教育全国署名静岡県スタート集会

7月20日(18:30~20:00

会場: 静岡県教育会館 地階中会議室

1、県議会報告:平賀高成氏 (静岡県議会議員) 18:40~19:20

2、教育全国署名スタート集会 19:20~20:00

各団体からの報告・決意表明など

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静岡県母親大会 島田工業高校

第54回 2016年
静岡県母親大会
 2016年 6月19日(日) 10時から16時まで
 静岡県立島田工業高等学校
2016年静岡県母親大会

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三島・田方地区 映画「こんばんは」上映会

★映画「こんばんは」(2003)監督:森 康行

国籍も年齢もさまざま—  涙あり、笑いあり、なんでもあり?! 映画の舞台は東京都墨田区立文花中学校の夜間学級。山田洋次監督の映画『学校』のモデルの一人でもある見城慶和先生らが教壇に立っている。そこには様々な理由で『普通に学ぶ機会』を得られなかった人々が年齢・国籍に関係なく学んでいる。異年齢間の交流、教師と生徒の温かい人間関係、そして受験競争のための勉学ではなく、生きるために学ぶ真摯な姿。不思議なやさしさと温かさに包まれた、今まで出会ったことのないような学校が あった—-。

※ウッキー・プロダクション映画公式ページより/予告編 → http://goo.gl/vK03Hx

過去に三島・田方地区で上映し好評を博した、夜間中学をめぐるドキュメンタリーを再上映。キネマ旬報ベストテン文化映画部門1位・毎日映画コンクール記録映画文化賞・第1回日本記録映画大賞に輝く名作です。監督は「ビキニの海は忘れない」「渡り川」「種まきウサギ」などの森康行さん。教育の原点を思い起こさせる作品。ぜひご覧ください。

日時:7月2日〔土〕13:30開場 / 上映 14:00〜15:32(92分)

会場:田方農業高校 耕友会館 ※伊豆箱根鉄道線 伊豆仁田駅下車徒歩1分

入場:無料  ※事前申込み不要、どなたでも参加できます

備考:上映終了後、交流会を予定しています(参加希望の方は下記へご連絡ください)

お問い合わせ:地区長 遠藤 覚 endorx2@gmail.com

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「ユズリン」コンサート

日時:7月3日(日)9:30開場 10:00〜12:00

会場:雄踏文化センター イベントホール

主催:浜松子育てネットワーク

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「主権者として投票に行こう 18歳、あなたにも選挙権」

「18歳選挙権」が実現し、高校生や若者たちを「選挙権を持った主権者」としてどう迎え入れるかが大きな課題となっています。そこで、高校生に向けての主権者講座として、「政党政策説明会」を企画しました。

日時:6月11日(土) 13:30〜15:30

会場:藤枝市生涯学習センター 第1会議室

内容:各政党の政策説明会

※参加政党:すべての政党(予定)

〔担当〕愛する人を戦場に送らない藤枝市民の集い実行委員会

共同代表 橋本 純 TEL  054−644−8611

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静岡高教組へ

こころから加入をよびかけます。

あなたも静岡高教組へ。

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あなたも全教へ

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なかまとともに、未来をひらこう

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